(屏東中央社)南部・屏東県の水族館、国立海洋生物博物館を運営する海景世界は、クラゲの展示で知られる山形県の鶴岡市立加茂水族館と6月に協力に関するMOU(覚書)を締結した。同社は25日、報道資料で紹介し、双方が今後クラゲ飼育技術の分野で交流を行っていく方針を示した。
同社は双方がすでに相手館を訪問し、クラゲの飼育や種類の見分け方、採集方法などについて学び合ったと説明。協力により同社はこれまでに20種以上のクラゲの繁殖に成功したと伝えた。
締結は、加茂水族館の奥泉和也館長や飼育員が6月に調査のために台湾を訪れた際に行われた。奥泉氏は国を超えたさらなる交流や、海洋保全に共同で取り組むことに期待を寄せたという。
同社によれば国立海洋生物博物館は25日現在、アトランティックシーネットルやサカサクラゲの一種のカシオペア・アンドロメダ、ナンヨウタコクラゲなど4種類のクラゲを展示しており、今後、展示種を増やせればとしている。