(台北中央社)台湾で初めてアフリカ豚熱(ASF)の感染が確認された。ASF中央災害対策センターが25日午後の記者会見で発表した。
中部・台中市の養豚場で死んだブタの検体から21日までにASFの陽性反応が出た。
ASF中央災害対策センターで指揮官を務める陳駿季(ちんしゅんき)農業部長(農相)によると、その後のウイルス株を分離しての検査で感染が確認された。農業部(農業省)は国際獣疫事務局(WOAH)に通報する。
陳時中(ちんじちゅう)行政院政務委員(無任所大臣)は26日までに全国の養豚場の状況確認を終えるとしつつ、現段階で感染の拡大を示す証拠はないとした。
感染まん延を防ぐため、ブタの移動や食肉処理を禁じるなどの措置が22日から取られている。


