(ワシントン中央社)トランプ米大統領は24日、アジア3カ国を歴訪するため、ワシントンを出発した。中国の習近平国家主席との首脳会談が予定されており、出発前には報道陣の取材に、「台湾には行かないが、台湾について(習主席と)話す予定だ」と語った。
ホワイトハウスによれば、トランプ大統領はマレーシア、日本、韓国の3カ国を歴訪する。韓国ではアジア太平洋経済協力会議(APEC)の関連会合に出席する。習主席との首脳会談は30日に行われる予定。
トランプ大統領が第2次政権発足後に習主席と対面で会談するのは初めて。
トランプ大統領は「台湾を非常に尊重している」と語った。一部メディアが、中国との貿易協定を引き換えに米国が台湾問題で譲歩するとの懸念が高まっていると報じたことについては、明確な回答を避けた。
外部からはトランプ大統領が「台湾について話す」などと発言したことについて、一部の親中的な学者が台湾の対中政策に疑問を呈しても、トランプ政権の対台湾政策には影響を及ぼさないことをアピールする狙いがあるとの見方が出ている。