(台北中央社)日本映画「国宝」が台湾で23日に公開されるのに合わせ、同作の李相日監督が同日、台北市内で開かれたPRイベントに出席した。李監督は、作品の意義は個人の成果だけでなく、日本文化の栄光だとし、外国人に歌舞伎を知ってもらえることこそが最も誇りに思うことだと話した。
任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生をささげた男の50年を描いた作品。吉田修一の同名小説を映画化した。主演は吉沢亮。
日本での興行収入は164億円に達し、実写日本映画歴代興収1位の「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」(2003年、173億5000万円)に迫っている。第98回米アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表作品にも選ばれている。
李監督は作品の好成績について、自身が死ぬまでに記録を超えられないことを願いたいと笑った。
李監督は同日夜には台北市内の映画館で行われた上映後イベントに出席し、台湾のファンと交流した。