(台北中央社)アラブ首長国連邦(UAE)アブダビ発、台北(桃園)行きのエティハド航空の機内で、「中国台湾」と呼称するなど、台湾の主権的地位を矮小(わいしょう)化する機内アナウンスが流れていたことが分かった。外交部(外務省)は21日、同社に対し強く抗議した。交通部(交通省)民用航空局(民航局)によると、同社は書面で、乗客を不快にさせたことを謝罪した。表現を直ちに見直し、修正すると伝えたとしている。
交流サイトの投稿によると、英語のアナウンスは「台湾」と呼称したのに対し、中国語では「中国台湾」と呼称した。また肉類の持ち込みが禁じられていることを周知するアナウンスでも「中国政府から罰金を科される」とする表現があったという。
外交部の蕭光偉(しょうこうい)報道官はこれに対し、中華民国台湾は主権が独立した国家であり、中華人民共和国とは互いに隷属していないことは、客観的かつ国際社会が認めている事実だと強調。台湾の主権的地位を矮小化するいかなる不適切な行為も、政府と国民は決して受け入れないと主張した。
また外交部は、駐ドバイ弁事処(大使館に相当)や民航局と連携し、エティハド航空本社や同社の台湾側の関係者に対し、不適切な表現の訂正や謝罪と改善策の提出を厳正に申し入れるよう指示した。
民航局によれば、エティハド航空はアナウンスの内容を見直して修正するとともに、乗務員の教育訓練を強化し、乗客の期待に沿うサービスを確保することを約束したという。