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蕭美琴副総統、パラオ国会で演説 越境犯罪対策で捜査機関の職員派遣を発表/台湾

2026/06/09 14:09
パラオ国会で演説を行う蕭美琴副総統=6月8日、ンゲルルムッド
パラオ国会で演説を行う蕭美琴副総統=6月8日、ンゲルルムッド

(コロール中央社)蕭美琴(しょうびきん)副総統はパラオ訪問3日目の8日、同国国会で演説した。台湾との友好関係を強調した上で、越境犯罪が太平洋地域全体の課題になっているとし、対策の一環として台湾の捜査機関、法務部(法務省)調査局の職員をパラオに派遣する準備が整っていると発表した。

パラオは中華民国(台湾)と外交関係を持つ太平洋の島国で、蕭副総統は6日から10日までの日程で訪問している。

蕭副総統は演説で、両国の関係は地理的な近さだけでなく、オーストロネシア語族の文化的つながりや、活力に満ちた民主主義国家という共通の価値観にも根差していると話した。パラオが台湾の国際社会への参加を長年にわたって強固に支持してきたことに感謝を示した。

また、グローバル化が進む中で詐欺やサイバー犯罪、マネーロンダリング(資金洗浄)、薬物密輸などの越境犯罪が脅威になっていると指摘。台湾は信頼できるパートナーとして、法執行分野での協力を深化させ、人々の安全と福祉を守っていくと話した。

蕭副総統の演説後にあいさつしたパラオのウィップス大統領は、2300万人の台湾の人々には国際社会で声を上げる権利があり、国連や関連機関が台湾の参加を排除するのは世界の損失だと言及。台湾から調査局の職員が派遣されることについて、歓迎するとした。

▽ 科学技術とインフラ分野での協力深化 蕭副総統、二つの式典に出席

蕭副総統はこの日、ウィップス大統領と共に台湾製ドローン(無人機)の寄贈式典に出席した。外交部(外務省)が特別チームを結成し、友好国向けに操縦者育成施設を立ち上げる予定だと話した。ドローンは医療物資の輸送や海上での捜索、防災などに活用される予定。

また、エサール州で行われた、台湾の支援で整備した州間道路の完成式典にも参加した。台湾が支援した道路がパラオの陸上交通網の約68%を占めるまでになり、両国の長年の協力の成果だと強調。双方の協力により、2028年までにパラオ最大の島「バベルダオブ島」の主要な州間道路網を完成させたいと期待を寄せた。

(温貴香/編集:田中宏樹)

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