(高雄中央社)学生を対象にした国際総合競技大会「FISUワールドユニバーシティゲームズ」がドイツで16日に開幕するのを前に、団旗授与式が11日、南部・高雄市の国家スポーツ訓練センターで開かれた。頼清徳(らいせいとく)総統が代表選手に団旗を手渡し、エールを送った。
32回目となる同大会。台湾からは196人の選手が計15競技に出場する。前回の成都大会で台湾は金メダル10個、銀メダル17個、銅メダル19個を獲得し、海外開催のユニバとして過去最高成績を収めた。
頼総統はこの日、団旗を授けるとともに、20万台湾元(約100万円)の特別手当を代表団に贈った。選手を代表してステージに立った体操女子の丁華恬選手は特別手当を受け取る際、片脚を後ろから高く持ち上げて手でつかむポーズを披露し、笑いを誘った。取材に応じた丁選手はポーズについて、ステージに立つ前にふと思いついたと明かし「本当は脚を体の横で高く上げるポーズをしようと思っていました。でも総統を驚かせてしまいそうだったので」と笑った。
頼総統は今回のユニバもこれまでのアジア大会や五輪と同様、台湾代表団のサポート拠点を設け、食事やコンディション、トレーニングに関する支援を行うと強調した。