(台北中央社)頼清徳(らいせいとく)総統は2日、聴覚障害者の国際スポーツ大会「東京デフリンピック」に出場した台湾代表団の選手やコーチらと台北市の総統府で面会した。世界各国の優れた選手の前で粘り強い台湾精神を示したとして「皆さんは台湾の誇りだ。国民は誇りに思う」と述べ、選手らをたたえた。
東京デフリンピックは先月15日から26日まで開かれ、台湾は金1、銀6、銅6の計13個のメダルを獲得した。金メダルはボウリング女子団体が手にし、陸上や射撃、卓球、バドミントンでもメダルに輝いた。
頼総統は、現役を引退した選手のコーチ転身やスポーツ行政、スポーツ産業などでの活躍を支援できるよう、政府として今後も引き続き、選手の就学や就労、第二の専門分野の訓練を強化していく考えを示した。
行政院(内閣)もこの日、台北市内のホテルで代表団の帰国を祝う食事会を開いた。卓栄泰(たくえいたい)行政院長(首相)は選手らに感謝を伝えるとともに、全ての人がスポーツに参加できるよう、より整備された環境を提供していくと約束した。
