(台北中央社)仙台育英学園高校(宮城県)3年生で台湾出身の簡子傑(18)が11月30日、横浜市で行われた陸上の「日本体育大学長距離競技会」に参加し、男子5000メートルで台湾新記録(13分48秒99)を樹立した。
今年7月の全国高校陸上競技選手権大会でも男子1500メートルで台湾新(3分45秒26)をたたき出した簡。10月に台湾の大会に参加した際、今後は5000メートルと1万メートルの練習に力を注ぎたいと述べていた。それから1カ月余りでの記録更新となった。
両親とも陸上選手。母の許玉芳さんは女子5000メートルや同1万メートル、ハーフマラソン、フルマラソンで台湾記録を保持していたこともある。
中央社の取材に応じた父の簡招旺さんは子傑について、練習量は長距離選手としてはまだ余裕があるとし、大学進学後さらに成績を伸ばすと信じていると言及。自身の息子が日本の高校で3年間を過ごしたことは、誇りに思うと語った。
次の目標は、12月21日に京都市で行われる全国高校駅伝競走大会だという。