(台北中央社)ドイツで開催中の大学生世代の国際総合大会、世界ユニバーシティー夏季大会は11日目の26日、バドミントンの各種目決勝が行われ、台湾代表が合計で5個のメダルを獲得した。混合ダブルスでは台湾ペア同士の対決となり、25日に準決勝で敗退し銅メダルが決まっていたペアを含め、金・銀・銅3色のメダルを手にした。
混合ダブルスは呉軒毅・楊筑云組(世界ランク47位)が陳政寛、許尹鏸組(同22位)に2―0(15―8、17―15)でストレート勝ちした。3位決定戦は行われなかったため、準決勝で陳・許組に負けた林煜傑・鄭宇倢組と、呉・楊組に負けた中国ペアがそれぞれ銅メダルとなり、表彰台に立った。世界ユニバのバドミントンで、台湾が金・銀・銅を同一種目で獲得するのは初めて。
男子シングルスは、丁彦宸がフランスのエノガット・ロイに2―0(15―8、15―5)で快勝し金メダルを決めた。
女子ダブルスは、宋祐媗・鄭宇倢組が中国の李茜・王漪朵組と対戦。第1ゲームは8―15で落とすも第2ゲームでは15-7と巻き返した。だが第3ゲームは終始劣勢のまま9―15で敗れ、1-2で銀メダルとなった。
▽女子体操・陳瑞安、平均台で銀
26日は体操の種目別決勝も行われ、女子の平均台に、台湾人の母とスウェーデン人の父を持つ陳瑞安(スウェーデン名=トニヤ・ポールソン)が8人中最後に出場。ミスをほとんど出さずに演技して銀メダルを獲得し、個人総合の銅メダルに続いて今大会2個目のメダルを手にした。
今大会での台湾のメダル獲得数は台湾時間27日午後1時半現在、金5、銀13、銅7の計25個。大会最終日の27日は、陸上やボートに台湾代表が出場する。