台湾本島の北西に位置する離島・馬祖(連江県)では最近、台湾最大級のカタツムリの一つであるアフリカマイマイが大量に繁殖し、生態環境や農作物への被害が問題となっている。繁殖と拡散を抑えるため、連江県政府は7日からアフリカマイマイの回収に対する報奨金制度を実施する。
住民が捕獲したアフリカマイマイは、同県政府産業発展処の検査で基準を満たした場合、1キロ当たり10台湾元(約50円)の報奨金が支給される。1回につき1キロ以上が対象で、0.1キロ単位で計算される。
ただし、腐敗がひどく悪臭を発して確認できないものや、泥や砂、他の生物が混入したものは対象外となる。また、報奨金の対象は個人に限られる。捕獲した個体のうち、生体は島をまたいで運ばないようにし、逃走や繁殖、病原体の拡散を防ぎながら駆除・回収・廃棄することが求められる。
県政府は報奨金の支給に加え、茶の実から油を搾った後に残るかすを使った天然の防除方法も検討している。
政府系研究機関の中央研究院生物多様性研究センターのデータによれば、アフリカマイマイは湿った環境で活動し、農地や果樹園、森林などでよく見られる。パパイヤやバナナ、野菜などの農作物を食害する。
