(台北中央社)奈良市の薬師寺で国宝「仏足石」に液体をかけたとして、台湾の俳優で司会者の五熊(本名蔡宜臻)さんが文化財保護法違反罪で略式起訴され、罰金50万円の略式命令を受けたことが、日本メディアの報道で分かった。五熊さんは3日、自身のフェイスブックを更新し「私自身の無知と行動によって、薬師寺の皆さま、そして日本の皆さまにご迷惑をおかけいたしました」と中国語と日本語で謝罪した。
NHKなどの日本メディアによれば、五熊さんは2日付で略式起訴された。動機については「感動した物があったら液体をかけていた」と警察に話したという。
五熊さんは投稿で「9月2日の夕方、日本での一連の調査を終え、釈放された」と説明。日本で調査を受けている間、自分自身の行動について深く考える時間を持ったとし、「当時、どのような思いや動機があったとしても、異なる国の文化や歴史、法律について、より慎重に、そして深く理解しておくべきだった。特に、長い歴史の中で大切に守り、受け継がれてきた貴重な文化財には、より一層の敬意と配慮を持って接するべきだった」と反省の念を示した上で「自分の無知を言い訳にするつもりはない」とつづった。
また「今回、私自身の行動によって、台湾の皆さまにも多くのご心配とご迷惑をおかけした」と台湾の人々に対しても謝罪した。
五熊さんは2015年に台湾のテレビ番組賞「ゴールデン・ベル・アワード」(電視金鐘奨)で、児童少年番組司会者賞を受賞した経歴を持つ。