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中島健人「3000年前のアイドルとして戻ってきたのかも」 台湾の「鬼月」に重ね

2026/09/02 11:49
きらびやかな和風の新衣装でインタビューに応じた中島健人=大鴻芸術BIG ART提供
きらびやかな和風の新衣装でインタビューに応じた中島健人=大鴻芸術BIG ART提供

(台北中央社)歌手で俳優の中島健人が8月29、30日の2日間、アジアツアー「“IDOL1ST KENTY” ASIA TOUR 2026」の台北公演を北部・新北市のZepp New Taipeiで行い、延べ約4400人の観客を魅了した。初日公演の直前に台湾メディアの取材に応じ、アジアツアーへの意気込みや台湾の「鬼月」と今回の台北公演との縁などについて語った。

中島の台北公演は昨年9月以来約1年ぶり。28日に到着した台北松山空港では、自身がファンを公言する漫画「遊☆戯☆王」の「ブルーアイズ・トゥーン・ドラゴン」のカードをバッグに付けて詰めかけた約600人のファンの前に姿を見せ、そのファッションが大きな話題を呼んだ。

中島は「本当に好きな服を着て、好きなバッグを着けて、空港ファッションを楽しんでいるので、自分の好きが多くの方に広がって良かった」と喜んだ。

台北松山空港でファンの前に姿を見せた中島健人=2026年8月28日、中央社撮影
台北松山空港でファンの前に姿を見せた中島健人=2026年8月28日、中央社撮影

今回の台北公演は自身初のアジアツアーの一環で、台北を皮切りにバンコク、ソウルの計3都市を巡る。アジアツアーでは、日本の全国ツアーでは未披露の全編英語曲「Frequency」をセットリストに組み込んだ。

「どういう意味かと言うと、やっぱりインターナショナルなんですよね。僕が台北のステージに立って、全編英語の曲だったりとか、台北の皆さんが喜んでくれるような楽曲をやることによって、より自分のクリエーティブの深い部分を、このステージを見に来てくださったファンの方々に知っていただけるんじゃないか」と選曲に込めた思いを説明。「輝きだったり、明るい空気だけではなくて、深み、質量みたいなものをアジアツアーでは大切にしたい」と語った。

台北公演でキレのあるダンスを披露する中島健人=大鴻芸術BIG ART提供
台北公演でキレのあるダンスを披露する中島健人=大鴻芸術BIG ART提供

前回の台北公演から進化した部分として「フィジカル」を挙げた中島。主演するネットフリックスシリーズ「SとX」を機にトレーニングを開始し、ステージでの見え方を考慮して、特に「腕」を重点的に鍛えたという。「フィジカルでインターナショナルのツアーを説得力のあるものにしたい」と意気込み、「この1年の自分の変わったところは、 U:nity(ユニティー=中島のファンネーム)の皆さんを守れるくらいのフィジカルがあるということです」とファンへの大きな包容力を示した。

古代風の衣装をまとい、顔の半分を仮面で隠した姿でパフォーマンスする中島健人=大鴻芸術BIG ART提供
古代風の衣装をまとい、顔の半分を仮面で隠した姿でパフォーマンスする中島健人=大鴻芸術BIG ART提供

台湾は現在、旧暦7月の「鬼月」の真っただ中。鬼月には、あの世の霊がこの世に戻ってくると考えられている。これにちなんで心霊体験の有無を聞かれると、中島は「ハハッ」と笑い、「僕、霊感ないんですよ。ゼロ」と告白。以前、専門家に見てもらった際に、自身の上に大きな神様がついていると言われたことを紹介した。記者から「もしかしたらそれは竜の形なのでは?」と尋ねられると「そうかも。いるかもしれない。いる気がする」と弾んだ声で応じた。

続けて、昨年、台北の有名廟「龍山寺」で三日月型の道具「ポエ」を使った占いをした際に良い結果が出たことや、今回も龍山寺のお守りをもらったことを明かし、「ドラゴンは自分の中で、すごく縁のある存在なのかもしれない」と語った。

今回のツアーは「3000年前のアイドルが現世に1日だけ蘇る」という設定を演出に取り入れた。中島は「それもある種、お盆みたいな。鬼月だからこそ、僕は今、台北で3000年前のアイドルとしてこの世の中に戻ってきたのかもしれない」と台北との縁をしみじみと語った。

水色の王子様のような衣装でパフォーマンスする中島健人=大鴻芸術BIG ART提供
水色の王子様のような衣装でパフォーマンスする中島健人=大鴻芸術BIG ART提供

また、台湾到着後の訪問先でファンから「いつか台北アリーナでやってほしい」と声をかけられたことに触れ「その夢をユニティーの皆さんとかなえるためにも、まずは今日の公演を最高のステージにしたい。 忘れられない時間にしたい」と着実なステップアップを誓った。

取材の最後には記者からサプライズで「遊戯王」の台湾版「ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン」カードと、同シリーズに登場する「デュエルディスク」のティッシュケースをプレゼントされた。中島は「めちゃくちゃうれしい」「すごい最高」と連呼し、「ライブ、めちゃくちゃテンション上がります」と大喜びしていた。

▽ 台湾歌手の名曲を披露 甘い“ケンティー節”に悲鳴のような大歓声

台北公演では、台湾の人気歌手シンディー・ワン(王心凌)の代表曲「當你」や初披露の全編英語曲「Frequency」など全18曲を、全力のパフォーマンスで現地のファンに届けた。

シンディー・ワン(王心凌)の「當你」をしっとりと歌い上げる中島健人=大鴻芸術BIG ART提供
シンディー・ワン(王心凌)の「當你」をしっとりと歌い上げる中島健人=大鴻芸術BIG ART提供

中島は英語、日本語、中国語を交えてトークを展開。初日公演では「台北に帰って来られてとてもうれしい。めちゃくちゃ会いたかった」と中国語で話すと、会場の空気が振動するほどの大歓声が沸き起こった。

小籠包が大好物だという中島は、ライブの前日に小籠包を20個ほど食べたと明かし、ファンを驚かせた。その上で「今日の夕食のお薦めは?」と客席のファンに尋ね、「タピオカ」「ルーロー飯」「牛肉麺」などの声が上がると、「今日それ食べるね。その前にみんなのこと食べていいですか」と“ケンティー節”を炸裂させ、会場全体を悲鳴のような歓声で包んだ。

(名切千絵)

新曲「鬼事」に合わせ、「若君」をイメージしたきらびやかな和風の衣装姿を披露する中島健人=大鴻芸術BIG ART提供
新曲「鬼事」に合わせ、「若君」をイメージしたきらびやかな和風の衣装姿を披露する中島健人=大鴻芸術BIG ART提供
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