北部・新北市のデイサービスセンター「石碇楓子林日照中心」は12日、高齢者の自立支援を目的とした店舗「石元商店」を開設した。高齢者の日常生活での行動をミッションに設定し、達成するとポイントを獲得。ポイントを仮想通貨「石元」に交換し、貯めた石元で好きな商品と引き換えられる仕組みだ。
運営する老五老基金会によれば、同センターは健康、運動、栄養、社会交流、習慣などの分野から高齢者を支援する取り組みを展開している。定期的な水分補給や口腔ケア、排せつ、食事、歩行、仲間との活動を通じて、生活機能の維持・回復や、要介護状態や認知機能低下の進行を抑える。
石元商店では、高齢者が200ccの水を飲む、5分間自転車をこぐ、庭に水をやるといった日常の行動を目標と報酬のあるミッションにした。店舗運営にも利用者が携わり、毎週、2人が交代で店長と会計を担当し、専用のベストを着用する。明確な役割分担を設け、店舗運営や他の利用者の手助けを通じて、施設で必要とされる役割を担う機会を生み出している。
同基金会の王淑芬区長は、石元商店を通じて、高齢者が自発的に毎日の目標に取り組み、自分で選択できる機会を増やしたいと述べた。今後はそれぞれの能力や生活上のニーズ、参加状況に応じてミッションの内容を調整するとしている。
王区長は、高齢者が自分らしく生活し、日常生活を送る力と尊厳を保ち続けられることを期待している。