台湾の玄関口、桃園国際空港(北部・桃園市)の動植物検疫所では、空港利用者に協力を仰いで検疫探知犬の「実践訓練」を行っており、協力者には探知犬をあしらったステッカーをプレゼントしている。このほど、SNSで話題を呼んだポスターをモチーフにした3代目のステッカーが作られ、配布が始まった。
話題になったポスターは肉製品や植物を持ち込んだ際の申告を促すもので、まるで怒ったような表情の犬が目を引く。旅行で来台した日本人がX(旧ツイッター)に投稿すると注目を集め、台湾のユーザーからも返信が寄せられた。
3代目のステッカーは18種類に及び、それぞれに異なる犬がデザインされているという。
6日に取材に応じた農業部(農業省)動植物防疫検疫署桃園分署桃園空港検疫所の呉思宏所長は、探知犬はハンドラー(訓練士)の臭いに慣れてしまっていることから、嗅覚だけで任務を遂行できているかを確認しにくいと説明。そのため、一般の空港利用者に疑似目標物を持ってもらい、探知犬に捜索させていると語った。
また、探知犬にとって一番の楽しみは、目標物を探し当ててご褒美のおやつをもらうことだが、もし目標物が見つからなかった場合も、利用者の協力による実践式訓練でモチベーションを保てるとした。
その上で、勤務中の探知犬に近付いて構ったり、写真を撮ったりすると「遊びモード」に切り替わってしまうため、控えてほしいと呼びかけた。
実際に訓練に協力してステッカーを手に入れた林さんは、嬉しさのあまり「その場で叫びそうになった」とし、大切に保管すると話した。
