台湾のロックバンド、Fire EX.(ファイヤー・イーエックス、滅火器)は18日、結成26年にして初となる台北アリーナでのライブ「ON FIRE DAY」を開催した。客席には、バンドとのつながりが深い蔡英文(さいえいぶん)前総統の姿もあった。
Fire EX.は2000年結成。14年に「ひまわり学生運動」の応援ソングとして制作された「この島の夜明け」(島嶼天光)は、翌年のゴールデン・メロディー・アワード(金曲奨)で最優秀楽曲賞に輝いた。また16年に蔡氏が総統に就任した際の式典では、同曲などが生演奏された。
この日の公演でも、随所に民主主義や自由を象徴する要素が散りばめられた。香港出身の作詞家、林夕(アルバート・レオン)の詩にボーカルのサム(楊大正)が曲を付けた「双城記」の演奏中には「我是書店店員」(私は書店員です)の文字が映し出され、独立系書店の責任者が相次いで逮捕された香港への思いを寄せるメッセージが示された。同じ文字が書かれた紙を掲げる観客も見られた。
ライブは19日にも開催される。

