台北市立動物園は8日、同園で飼育されていたマレーバクの雄「リムル」(莉姆路)が、生息域外の保全のため、同日シンガポール動物園へ送られ、無事到着したと発表した。現地で異なる個体と交流し、新しい家族を築くことが期待されている。
リムルは2024年7月15日に生まれた。父親はチェコのプラハ動物園からやってきた「モーコ」(貘克)だったが、リムル誕生前に病気で死亡した。母親は台北生まれの「モーリ」(貘莉)。
名前の「リ」は母親の名前に由来している。「すくすく育ち、生息域外の保全に貢献してほしい」との願いが込められている他、日本の漫画「転生したらスライムだった件」の主人公名も参考にしたという。
台北市立動物園は今年初め、当時生後1年半だったリムルはすでに成獣と同じ白黒模様になり、独立に向けた成長段階にあると紹介していた。
8日の発表によると、リムルは4月から検疫観察期間に入り、同日シンガポール動物園に到着した。健康状態は良好で、「シンガポールを訪れる機会があれば、ぜひ、会いに行ってほしい」と呼びかけている。
台北市立動物園では過去、シンガポール動物園から来たマレーバクの雌「Putri」が繁殖に成功しており、今回の移送も国際協力の一環だとしている。