(台南中央社)台湾とアジア競技大会に焦点を当て、スポーツの記憶を体系的に保存し、スポーツを身近な日常と結び付けることを目的とする特別展が6日、南部・台南市の台湾歴史博物館で始まった。李洋(りよう)運動部長(スポーツ相)は開幕式で、展示を通じて台湾の努力の物語を知り、今年9月に開催される愛知・名古屋アジア大会に出場する選手にエールを送ってほしいと呼びかけた。
特別展は今年10月18日まで開催される。1958年の東京アジア大会のサッカーで獲得した金メダルの他、「アジアの鉄人」と呼ばれた陸上の楊伝広さんの銅像、ボクシングの陳念琴さんや陸上の楊俊瀚さんに関する道具や写真など約100点を展示し、台湾がアジア大会に参加した半世紀の歴史を振り返る。
またアジア大会の由来や独自の競技種目も紹介。代表名称変更の背景にある、政治やアイデンティティーの問題、スター選手の成長の軌跡、大会と社会とのつながりなどにも触れ、スポーツの本質や国家と個人の関係性を多角的に見つめる内容になっている。
東京五輪とパリ五輪でバドミントン男子ダブルスに出場し2大会連続で金メダルを獲得した李部長は、展示を通じてより多くの人に選手一人一人の努力を知ってもらえると強調。アジア大会は、世界に台湾の存在を証明する機会だと語った。
李遠(りえん)文化部長(文化相)は、スポーツは人々を熱狂させて結束力を高め、文化は人々に自信を与えて団結を促すと主張。スポーツは共同体意識を可視化するものだと述べた。
