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台湾蔦屋、松山文創園区に新店舗 台北市信義区が書店激戦エリアに

台北市信義区の「統一時代百貨台北店」内にある蔦屋書店台湾1号店=2017年1月24日
台北市信義区の「統一時代百貨台北店」内にある蔦屋書店台湾1号店=2017年1月24日

(台北中央社)蔦屋書店などを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の台湾法人、台湾蔦屋は今月16日、台北市信義区の松山文創園区に新店舗の「松煙店」を開業させる。至近距離には24時間営業を行う「誠品書店」がある他、周辺の百貨店が密集するエリアにも複数の書店が軒を連ねる。業界関係者は、信義区が書店の一大激戦区になると指摘している。

台湾蔦屋は2017年、信義区の「統一時代百貨台北店」内に書店1号店を開業した。現在は12店舗を展開しており、いずれもフランチャイズ形式を取っている。松煙店には書店とシェアラウンジが入居。日本国外では初の直営店となるという。

加えて、統一時代百貨の隣接地に昨年7月に開業した商業施設「ドリームプラザ」には、オンライン書店の「博客来」が初の実店舗をオープンさせた。誠品書店と同じく、24時間営業を行っている。

蔦屋の新店舗を巡って最も注目を集めたのが、誠品書店が入る商業施設「誠品生活松煙」と目と鼻の先という新店舗の立地だ。業界関係者は中央社の取材に対し、誠品生活は建物の面積が約6000坪あるのに対し、蔦屋は比較的コンパクトで、必ずしも書籍販売だけを中心とした業態にはならないとの見方を示した。

また、日本と台湾を代表する書店ブランドが同時に立地することは、松山文創園区周辺の文化商業エリアが成熟・高度化していることの表れだと言及。同エリアは2023年末に台北ドームが開業して以来、周辺の人出が増加している他、カルチャー志向の若者や観光客を安定して引き付けているため、文化関連消費の需要は今後も伸び続けるだろうと話した。

さらに、両書店が激しい競争関係になるとは限らないとした上で、異なるコンセプトを通じて市場規模を拡大し、文化ビジネス全体の成長につながるよう期待していると語った。

(江明晏、何秀玲/編集:田中宏樹)

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