台湾鉄路(台湾鉄道)台東駅(東部・台東県)で5日朝、運転士が線路脇に子猫がいるのを発見した。列車に乗って移動してきたとみられる。後ろ足を負傷しているものの、駅員の世話を受けて元気に過ごしている。
子猫は前日夜の樹林(北部・新北市)発台東行き自強号(特急)に乗っていたとの目撃情報がある。取材に応じた駅員の鄭柏宣さんによれば、子猫がどこからやって来たかは確かではないものの、台東駅から150キロほど離れた花蓮駅(東部・花蓮県)の時点で車内にいるのを乗客が見かけている。
すでに子猫の引き取りを申し出てきた人もいるというが、鄭さんは、まずは後ろ足の治療を優先させると説明した。
台東駅には現時点で10匹以上の猫が住み着いており、“猫駅長”としてインターネット上で有名になった猫もいる。猫好きの駅員たちがグループを作り、定期的に寄付を募って餌を準備しているという。