南部・高雄市で30日から9月にかけて、市産農産物を紹介するイベント「高雄夏祭新鮮市」が開かれる。同市農業局のまとめにより、イベントは観光、飲食、芸術・文化など多分野の産業と連携しており、農産物の多様な価値を伝えようとしている。
28日にはPR記者会見が行われ、同市の李懐仁副市長は、高雄市には海も山もあり、四季折々の味が楽しめるとあいさつ。特に夏にはパイナップルや玉荷包(高級ライチ)、グアバ、バナナ、マンゴーなどの旬の果物や蜂蜜があり、いずれも農家の人たちが一生懸命に育ててくれた成果だと強調した。
今年で3年目を迎え、毎年約1万人を引き付けるた同イベント。30~31日にはパイナップルとライチ、6月28~29日にはマンゴー、8月には龍眼蜂蜜、9月にはバナナに関するプロモーションの取り組みがそれぞれ行われるという。
より多くの人々に市の夏の味を好きになってもらおうと、イベントではエコに取り組むレストランとタイアップした夏限定の料理の他、観光をはじめとする各産業とのコラボによる限定商品の販売や優遇措置が受けられるとして李氏は来訪を呼びかけた。