昨年4月3日に発生した台湾東部地震からまもなく1年となる。東部・花蓮県政府は6日、防災リュックと救急バッグを公開し、1世帯1セットを配布すると発表した。全ての世帯に最低限の防災グッズを確保してもらえればとしている。
同県による防災リュックの配布は2度目。今回は救急バッグも提供する。防災リュックと救急バッグは計13万セット用意され、県は今年上半期に各公所(役場)を通じて順次配布していく。
リュックは目立つ色の赤を採用し、少しの光で反射する他、裏には常備品のリストがプリントされている。救急バッグにはLED(発光ダイオード)懐中電灯や絆創膏、止血や固定などに使えるアームスリング、アルコール消毒綿、弾力包帯、薬品などが入り、災害発生時の応急手当に役に立つ。
県は半年ごとにこれらの防災グッズをチェックし更新するよう呼びかけている。