(台北中央社)ボクシングのアジア選手権は3日、モンゴル・ウランバートルで女子60キロ級の準々決勝が行われ、台湾の林郁婷が日本の田口綾華に5―0で快勝し、準決勝進出を決めた。指導に当たる曽自強コーチは「徐々に試合勘を取り戻している」と評価した。
女子60キロ級には11人が出場。林は初戦で杭州アジア大会銅メダリストのタイ選手を5―0で下し、この日は大会第1シードの田口と対戦した。
第1ラウンドは相手の出方を探る展開となったが、身長とリーチの優位性を生かし、連続攻撃で有効打を重ねた。第2、第3ラウンドも優勢を保ち、相手の反撃を封じながら右ジャブを効果的に使い、5―0の判定勝ちを収めた。
林は2024年8月のパリ五輪ボクシング女子57キロ級の金メダリスト。だが、ボクシングの統括競技団体ワールド・ボクシング(WB)の性別検査の規定が不明確だったため、その後は国際大会に出場できない状況が続いた。今年3月19日、WBからアジア選手権への出場が認められ、階級も57キロ級から60キロ級に変更した。
中央社の取材に応じた曽氏は、長期のブランクで林の試合勘にずれがあったが、2試合を経て徐々に戻ってきたと説明。「きょうは初戦よりも明らかに良く、終盤まで動きも落ちなかった」と振り返った。
林は準決勝で北朝鮮の選手と対戦する予定。
林の他、女子51キロ級準々決勝では、郭怡萱が韓国選手を3―2で下し、4強入りを果たした。