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【写真特集】統一ライオンズ、今季から新本拠地に 「台湾プロ野球元年」の球場振り返る

統一ライオンズの新本拠地、アジア太平洋国際野球訓練センター一般用主球場
統一ライオンズの新本拠地、アジア太平洋国際野球訓練センター一般用主球場

台湾プロ野球・統一ライオンズは今季から本拠地を南部・台南市のアジア太平洋国際野球訓練センター一般用主球場(亜太国際棒球訓練中心成棒主球場)に移す。これまで本拠地だった台南市立野球場を含む「台湾プロ野球元年」の1990年時点でプロ野球の試合に使われた五つの球場を、中央社の資料写真と共に紹介する。

台北市立野球場

90年3月17日、台湾プロ野球の記念すべき1戦目は台北市立野球場で行われた。統一ライオンズ対兄弟エレファンツ(現中信ブラザーズ)戦で、1万4350人が観戦に訪れた。

台湾プロ野球の1戦目。開幕を記念するセレモニーでは王貞治さんがバッターボックスに立った
台湾プロ野球の1戦目。開幕を記念するセレモニーでは王貞治さんがバッターボックスに立った
1996年の味全ドラゴンズ対兄弟エレファンツ戦。多くの観客が詰めかけた
1996年の味全ドラゴンズ対兄弟エレファンツ戦。多くの観客が詰めかけた

59年に開業した同球場では、徐々に老朽化や破損、鉄筋の露出などが現れた。96年にはスコアボード近くのスタンドに大きな穴が空くも、プロ野球日程への影響や、すでに台北ドームの建設計画があったことから大規模改修は行われず、晩年は危険建築物同然の状態となっていた。2000年にその役目を終え、跡地には台北アリーナが建設された。

同球場での最後の試合は2000年11月26日に行われた。兄弟の王光輝選手(故人)は、記念に一塁の周りの土を持ち帰った
同球場での最後の試合は2000年11月26日に行われた。兄弟の王光輝選手(故人)は、記念に一塁の周りの土を持ち帰った

台中野球場(中部・台中市)

日本統治時代の1935(昭和11)年に完成し、複数回の改修を重ねてきた中部・台中市にある国立の球場。台湾体育運動大学に隣接していることから「台体大野球場」とも呼ばれる。プロ野球の初試合は90年3月23日の味全ドラゴンズ対三商タイガース(99年に解散)戦。

台湾プロ野球では2009年に二軍が始まった。開幕戦は台中野球場で行われた
台湾プロ野球では2009年に二軍が始まった。開幕戦は台中野球場で行われた
近年はプロ野球の試合は開催されていないものの、アマチュアなどでは今でも多く使われている。写真は2023年、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンドが台中インターコンチネンタル野球場で行われた際、台中野球場で練習に臨む台湾代表の張育成選手(右)
近年はプロ野球の試合は開催されていないものの、アマチュアなどでは今でも多く使われている。写真は2023年、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンドが台中インターコンチネンタル野球場で行われた際、台中野球場で練習に臨む台湾代表の張育成選手(右)

高雄市立立徳野球場(南部・高雄市)

日本統治時代に建てられた。1974年に立徳少年野球隊が世界チャンピオンに輝いたのを記念し、改名された。プロ野球の初試合は90年3月29日の兄弟エレファンツ対三商タイガース戦。

2009年に高雄で開催されたワールドゲームズの女子ソフトボール競技に合わせ、改修された。現在はアマチュア野球や二軍の練習で使用される。25年のWBC予選強化試合もここで行われた。

2008年当時の様子
2008年当時の様子
義大ライノズ(現富邦ガーディアンズ)は2013年、立徳野球場で春季キャンプを開催した
義大ライノズ(現富邦ガーディアンズ)は2013年、立徳野球場で春季キャンプを開催した

台南市立野球場

1931(昭和6)年に完成し、100年近くの歴史を持つ。プロ野球初試合は90年4月21日の三商タイガース対統一ライオンズ戦。

複数回にわたって大規模改修が行われたが、老朽化に加えて敷地面積の制約があり、プロ野球開催の需要を満たせなくなってきていたことから、台南を拠点とするライオンズは本拠地球場の移転を決めた。今後は練習や二軍の試合で使われる見込み。

統一ライオンズと兄弟エレファンツが台湾一を争った2009年の台湾シリーズ。統一が本拠地で3年連続となる優勝を決めた
統一ライオンズと兄弟エレファンツが台湾一を争った2009年の台湾シリーズ。統一が本拠地で3年連続となる優勝を決めた
2015年に同球場で行われたU12(12歳以下)ワールドカップのスーパーラウンド。台湾代表は日本代表に7―3で逆転勝利し、集まった台湾のファンは歓喜に沸いた
2015年に同球場で行われたU12(12歳以下)ワールドカップのスーパーラウンド。台湾代表は日本代表に7―3で逆転勝利し、集まった台湾のファンは歓喜に沸いた

新竹市立野球場(北部・新竹市)

1976年供用開始。90年の台湾シリーズ6戦目がここで行われ、味全ドラゴンズが初代王者となった。

2019年から建て替えが始まり、22年には味全の本拠地として使用が始まったが、設計ミスや施工不良などにより2試合で3選手が負傷。プロ野球での使用が取り止められた。その後始まった再整備が、現在も続いている。

2015年、後期王者決定戦の際の様子。隣接する住宅のベランダで観戦するファンの姿も見える
2015年、後期王者決定戦の際の様子。隣接する住宅のベランダで観戦するファンの姿も見える
2022年7月22日、建て替え後の1戦目には多くの観客が集まった。だが翌23日を最後にプロ野球での使用は取り止められた
2022年7月22日、建て替え後の1戦目には多くの観客が集まった。だが翌23日を最後にプロ野球での使用は取り止められた

(編集:田中宏樹)

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