台湾プロ野球・統一ライオンズは今季から本拠地を南部・台南市のアジア太平洋国際野球訓練センター一般用主球場(亜太国際棒球訓練中心成棒主球場)に移す。これまで本拠地だった台南市立野球場を含む「台湾プロ野球元年」の1990年時点でプロ野球の試合に使われた五つの球場を、中央社の資料写真と共に紹介する。
90年3月17日、台湾プロ野球の記念すべき1戦目は台北市立野球場で行われた。統一ライオンズ対兄弟エレファンツ(現中信ブラザーズ)戦で、1万4350人が観戦に訪れた。
59年に開業した同球場では、徐々に老朽化や破損、鉄筋の露出などが現れた。96年にはスコアボード近くのスタンドに大きな穴が空くも、プロ野球日程への影響や、すでに台北ドームの建設計画があったことから大規模改修は行われず、晩年は危険建築物同然の状態となっていた。2000年にその役目を終え、跡地には台北アリーナが建設された。
日本統治時代の1935(昭和11)年に完成し、複数回の改修を重ねてきた中部・台中市にある国立の球場。台湾体育運動大学に隣接していることから「台体大野球場」とも呼ばれる。プロ野球の初試合は90年3月23日の味全ドラゴンズ対三商タイガース(99年に解散)戦。
日本統治時代に建てられた。1974年に立徳少年野球隊が世界チャンピオンに輝いたのを記念し、改名された。プロ野球の初試合は90年3月29日の兄弟エレファンツ対三商タイガース戦。
2009年に高雄で開催されたワールドゲームズの女子ソフトボール競技に合わせ、改修された。現在はアマチュア野球や二軍の練習で使用される。25年のWBC予選強化試合もここで行われた。
1931(昭和6)年に完成し、100年近くの歴史を持つ。プロ野球初試合は90年4月21日の三商タイガース対統一ライオンズ戦。
複数回にわたって大規模改修が行われたが、老朽化に加えて敷地面積の制約があり、プロ野球開催の需要を満たせなくなってきていたことから、台南を拠点とするライオンズは本拠地球場の移転を決めた。今後は練習や二軍の試合で使われる見込み。
1976年供用開始。90年の台湾シリーズ6戦目がここで行われ、味全ドラゴンズが初代王者となった。
2019年から建て替えが始まり、22年には味全の本拠地として使用が始まったが、設計ミスや施工不良などにより2試合で3選手が負傷。プロ野球での使用が取り止められた。その後始まった再整備が、現在も続いている。
(編集:田中宏樹)










