南部・嘉義県義竹郷で7日、木製の鈴を背負ったハトによる伝統的な飛行レース「賽鴿笭」(サイグーリン)をテーマにした文化祭が開幕した。同県文化観光局は農村に伝わる伝統的な競技を楽しんでほしいと来訪を呼びかけている。
八つの村が約20日間にわたり、背中に木製の鈴「笭」を装着したハトを相手の村から自分の村まで飛ばす競技。村同士の対決という形式を取ることで、交流を深め、親睦を図るのが目的。ハトの飛行中に風が鈴を通ると、「ウーウー」という独特の音が鳴り響くという。
義竹郷の黄政傑郷長によれば、起源は明の鄭成功時代にさかのぼり、伝書バトを兵営間の連絡手段として用いたことに始まる。
開会式は航海の女神、媽祖を祭る埤前村の聖德宮媽祖廟で行われ、同県の翁章梁(おうしょうりょう)県長は、ハトを籠から放つ「開籠」の儀式に臨んだ。会場ではさまざまな鴿笭が展示された他、絵付け体験やパフォーマンスなども行われた。