南部・高雄市の寿山動物園で生まれた絶滅危惧種のタイワンツキノワグマ「波比」が今年3月に満21歳の、同月生まれで波比の兄「黒皮」が満23歳の誕生日をそれぞれ迎えた。同園はチェロの生演奏を依頼するなどし、2頭の誕生日を祝った。
同園には現在、波比と黒皮に加え、平平と瑪莉の計4頭が暮らしている。そのうち、波比と黒皮は同園の人気動物として知られている。波比は自分たちのために披露されたバースデーソングやクラシック音楽を聞くと、リズムに合わせて体を動かしたり、より近距離で演奏を楽しもうと木の上に登ったりしたという。
タイワンツキノワグマは台湾に生息する唯一のクマで台湾固有の亜種。主に台湾南北を走る中央山脈に分布し、標高1000~2500メートルの森でよく見られる。内政部(内務省)国家公園署によれば、現在、台湾における個体数は約200~600頭。
同市政府観光局の高閔琳局長は、波比と黒皮の誕生会を通じて、2頭の健康を祈るとともに、絶滅危惧種の保全問題に対する人々の関心を呼び起こし、より多くの資源と支持を得られればと期待を寄せた。