夜のアートイベント「台北白夜祭」(ニュイ・ブランシュ、白昼之夜)が2日午後から3日未明にかけ、台北市大安区の複数会場で開かれた。同区内の大安森林公園では「動物大パレード」と題して雪男に扮したパフォーマーがローラースケートで動き回り、人々の注目を集めた。
市文化局の主催。ニュイ・ブランシュはフランス・パリ発祥で、台北での開催は9回目を迎えた。今回は本場パリのニュイ・ブランシュでアートディレクターを務めたキティ・ハールツさんがゲストキュレーターとして招かれた。
公園内野外ステージで行われた関連式典であいさつした蔣万安(しょうばんあん)台北市長は、イベントは芸術で時間や空間の制限を突破し、市民に日常生活の中でさらに芸術に親しんでもらうのが目的だと紹介。メイン会場に大安森林公園を選んだことについて、次世代の若者たちに公園を通じて生態保護の意義を知ってもらいたいからだと話した。