シロイルカに似た外見を持つ欧州航空機大手エアバスの特別大型貨物機「ベルーガST」が19日夜、桃園国際空港(桃園市)に飛来した。同空港への飛来は昨年5月以来2度目。世界で5機しかない同型機の姿を一目見ようと、展望デッキには多くの航空ファンが詰めかけた。
今回姿を見せたのは3号機。前回は2号機だった。消息筋によれば、桃園空港への飛来は2回共に乗組員の休憩のためだという。21日午前5時に同空港を離れる予定。
着陸したのは19日午後10時23分。展望デッキが閉まる同10時半の直前だった。ベルーガのファンである息子を連れて展望デッキを訪れた人は、息子は本物のベルーガを見られて喜んでいたと話した。
20日朝に空港を訪れた航空ファンの男性は、前回の2号機は深夜に到着し、翌日未明に離陸したため、ファンは写真でしかその姿を拝めなかったと話し、今回は仲間と共にベルーガの魅力的な機体を見に来たと語った。
桃園空港は航空ファンの要望に応えるため、21日は第2ターミナルの南側展望デッキの開放時間を2時間前倒しし、午前4時半から開放する。