(台北中央社)台湾の格安航空会社(LCC)、タイガーエア台湾(台湾虎航)は29日、台北(桃園)─米子線の運航を開始した。米子空港(鳥取県境港市)では鳥取県の平井伸治知事や同社の日本市場アンバサダーを務める俳優の内田理央さんらがテープカットを行った。
同社の日本の就航地は22カ所となった。同日から鳥取県内で開催の「2025日台観光サミット」に合わせて運航が始まった。6月以降は毎週月・金曜の週2往復体制で運航される。
午前に桃園空港(北部・桃園市)を出発した初便には、同社の黄世恵(こうせいけい)董事長(会長)や交通部観光署(観光庁)の周永暉(しゅうえいき)署長らが搭乗した。同社によれば満員だったという。
米子空港で行われたセレモニーで黄氏は、台北─米子線の開設は同社の日本の就航地が充実するだけでなく、さらに重要なのは台湾と鳥取の間に空の架け橋ができたことだと言及。台日の観光や交流の新たな活力になればと期待を寄せた。