(熊本中央社)イオン九州が展開する九州内の「イオン」や「イオンスタイル」47店舗で、台湾グルメを取りそろえた「台湾フェア」が29日から開催されている。30日には熊本県嘉島町のイオンモール熊本で開催記念セレモニーが開かれ、南部・台南市の黄偉哲(こういてつ)市長がパイナップルやバナナ、ドラゴンフルーツなど市産フルーツをPRした。
イオン九州で台湾フェアが開催されるのは3回目。6月1日まで実施する。商品部バイヤーえりすぐりのルーロー飯や小籠包、ニラ蒸し餃子などを販売している。
黄市長は、台南のパイナップルは現在が旬で、糖度は17~19度に達していると強調。この日は多くの買い物客が購入していたとし、試食イベントも大成功だったと喜んだ。
また日本でコメの価格が高騰し、台南産のコメが日本市場で販売されていることについては、昨年の販売量が2400トンだったとした上で、今年は3000トンを上回る見込みだと説明。来週もコンテナで出荷する予定だとし、われわれには良質な台湾米があるとおいしさをアピールした。
イオン九州は2014年に台湾とインバウンド事業に関する取り組みを始め、台湾フェアを18年から開催するなど、台湾との関わりが深い。昨年には同社の中川伊正社長が台南市の友好親善大使に任命されている。