(台北中央社)国防部(国防省)は28日、人民解放軍海軍の空母「遼寧」が台湾の南東の海域に位置しているのを確認したと明らかにした。国軍が統合監視システムで全行程を把握し、厳密に監視しているとした。
定例記者会見で同部情報関連部門の幹部が説明した。遼寧を巡っては、日本の防衛省が25日、同艦が東シナ海を航行し、戦闘機やヘリコプターを発着艦させたと発表していた。
また、中国軍が31日の端午節(旧暦5月5日)の前後に台湾周辺で軍事演習を実施する可能性があると一部メディアで報じられたことについて、幹部は「コメントはしない」と述べた。その上で、想定される中国軍の行動に対し、国軍はあらゆる状況を予測して万全の策を講じることを原則として慎重に評価し、適切に対応していくとした。