今年の台北映画賞のノミネーションが15日発表され、コメディー映画「鬼才之道 ~冥界タレント協会」が最多14部門で候補に選ばれた。授賞式は7月5日に台北市内で開かれる。
台北映画賞は台北映画祭(台北電影節)の中で行われるアワード。国産映画を対象とし、今年は長編劇映画46本、ドキュメンタリー映画57本、短編138本、アニメーション33本の計274作品の応募が寄せられた。この中から32作品がノミネートされた。
「鬼才之道」は幽霊たちの社会を舞台に、彼らの“生きる道”をコメディータッチで独創的に描いた作品。ジョン・スー(徐漢強)監督がメガホンを取った。昨年のゴールデン・ホース・アワード(金馬奨)で最多5部門を受賞した。
同作は台北映画賞では、チェン・ボーリン(陳柏霖)が主演男優賞、サンドリーナ・ピナ(張榕容)が主演女優賞にノミネートされた。
主な部門の候補は次の通り。
<最優秀長編劇映画>
イェンとアイリ―(小雁与呉愛麗)
白衣蒼狗
鬼才之道 ~冥界タレント協会
黙示録
優雅的相遇
<最優秀主演男優賞>
Wanlop Rungkumjad「白衣蒼狗」
ラン・ウェイホア(藍葦華)「我が家の事」(我家的事)
デビン・パン(潘綱大)「河鰻」
チェン・ボーリン「鬼才之道」
ホアン・グアンチー(黄冠智)「愛作歹」
<最優秀主演女優賞>
シルビア・チャン(張艾嘉)「娘の娘」(女児的女児)
キミ・シア(夏于喬)「イェンとアイリ―」
チャン・チー(江齊)「有病才会喜歓你」
カオ・イーリン(高伊玲)「我が家の事」
サンドリーナ・ピナ「鬼才之道」
<最優秀監督賞>
トム・リン(林書宇)「イェンとアイリ―」
チャン・ウェイリャン(曽威量)、イン・ヨウチャオ(尹又巧)「白衣蒼狗」
ジョン・スー「鬼才之道」
ヨー・シュウホァ(楊修華)「黙示録」
チャン・ツォーチ(張作驥)「優雅的相遇」
第27回台北映画祭は台北市内で6月20日から7月5日まで開催。チケットは6月8日に販売開始される。
(編集:名切千絵)