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観光サミット 持続可能な観光と双方向交流の発展目指す「鳥取宣言」発表/台湾

2025/05/30 17:38
第16回台日観光サミットに出席した苗栗県の邱俐俐副県長(左から4人目)、交通部観光署の周永暉署長(右から4人目)、李逸洋駐日代表(右から5人目)ら=5月30日、鳥取県
第16回台日観光サミットに出席した苗栗県の邱俐俐副県長(左から4人目)、交通部観光署の周永暉署長(右から4人目)、李逸洋駐日代表(右から5人目)ら=5月30日、鳥取県

(鳥取中央社)鳥取県で開催された第16回台日観光サミットで30日、持続可能な観光と双方向交流の発展に向けた取り組みをまとめた「鳥取宣言」が発表された。また来年のサミットが中部・苗栗県で開催されることも併せて明らかにされた。

日本観光振興協会によれば、宣言は地方独自の伝統・文化体験を通じた地方誘客の促進▽環境保全・経済発展を両立させたサステナブルツーリズム(持続可能な観光)の推進▽修学旅行を含めた若者の相互交流におけるソフトコンテンツの活用▽台日双方の政府、民間の観光部門が協力を続けること―が軸とされた。知恵と力を結集し、健全かつバランスの取れた交流を促進するという。

苗栗県の邱俐俐(きゅうりり)副県長は取材に対し、2027年には台湾ランタンフェスティバルが苗栗で開催されるとし、一連のイベントを通じて観光や文化、信仰などの分野での認知度の向上を図りたいと語った。

またこの日午前に行われた意見交換であいさつした交通部観光署(観光庁)の周永暉(しゅうえいき)署長は、30年までに台湾は100億台湾元(約480億円)を投じ、北回帰線以南の地域に観光関連施設を整備するプロジェクトに取り組むと明らかにした。

取材に応じた周署長は、東部・花蓮県玉里や南部・台南県、同・屏東県墾丁などに施設を整備する方針を示し、部内で審議中だと説明。観光地をさらに魅力あるものにする取り組みにも注力しているとし、サミットを通じて、台湾には多くの新しいスポットがあることを日本人に伝えたいと語った。

(戴雅真/編集:齊藤啓介)

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