2024年まであとわずか。南部・嘉義県の景勝地で初日の出スポットとして知られる阿里山国家森林遊楽区では毎年恒例の初日の出を迎えるイベント「阿里山日出印象音楽会」の準備が着々に進められている。
阿里山では今年の元日に大雨が降った。日の出どころか、音楽会は冷たい雨の中に開催され、興ざめしてしまう結果となった。来年も同じことにならないかとイベントを主催する県政府側は懸念を表明した。
中央気象署(気象庁)阿里山気象観測所の朱瑞鼎主任は27日、中央社の取材に対し、来年元旦の阿里山に関する現時点の天気予報では晴れで、初日の出を拝める確率は高いが、雲や霧に遮られたりする可能性があると述べた。
ご来光を拝みながら楽しめる音楽会は元日午前5時30分に始まり、同7時30分に終了する。ライブ配信も実施され、同県文化観光局のフェイスブックなどで視聴できる。
同県政府によれば、阿里山で日の出を楽しむのに最適な「祝山」における日の出時刻は午前7時3分。