杭州アジア大会で2日に行われたローラースケート男子3000メートルリレー決勝で台湾代表がゴール直前、猛スピードで追い上げて0.01秒の僅差で韓国に競り勝った。最終走者を務めた黄玉霖は「奇跡そのものだ」と喜びを語った。
この日、韓国はゴール地点の直前までトップを維持したが、最後の瞬間に油断をし、すぐ後ろを追っていた黄玉霖がゴールラインに思い切り足を伸ばした。
「韓国選手がゴールライン通過前、両腕をVの字に突き上げている様子を見た。10メートルしか残っていないと思い、最後まで諦めずに踏ん張った」
黄は前日の男子1000メートルで後方の選手に衝突され、その弾みで他の選手にぶつかったことが原因で失格処分を受けたため、悔し涙をこぼしていた。
決勝には黄玉霖に加え、陳彦成、趙祖政が出場。4分05秒692をマークした。