中部・台中市の観光名所「中社観光花市」で栽培されている緑一色のコキアがふわふわでもこもととした可愛らしさで訪れた人たちの目を楽しませている。
別名ホウキグサのコキア。乾燥した茎を箒に使うため、ホウキギとも呼ばれる。中国語名は「波波草」という。秋には紅葉するが、寒暖差などの原因で台湾では赤くならないという。
四季折々の美しい花畑を鑑賞できる中社観光花市。市内を走る観光バス「888豊后線」の停留所の一つとなっている。夏休みの期間中、1人でも多くの観光客を呼び込もうと、同園は同バスの乗車証明書を提示すれば、半額で入園できる優遇措置を8月31日まで実施中。同バスは先月末に台湾各地で運行される観光シャトルバス「台湾好行」に昇格した。
「中社観光花市」の陳月香場長によれば、同園は日本からコキアを計6000本導入しており、10月まで楽しめる。