(台北中央社)台湾プロ野球・楽天モンキーズで、選手に提供される食事に衛生面や栄養面の問題があることが明るみに出て、中華職業棒球大聯盟(台湾プロ野球リーグ、CPBL)の蔡其昌(さいきしょう)会長が球団フロントに改善を求める事態となっている。
楽天は4月、週刊誌に、食事のバランスが悪く、脂っこいため、選手が必要とする栄養を満たせていない可能性があると報じられた。さらに8月6日、匿名の選手が週刊誌に対し、問題が解決されておらず、料理に死んだハエや生きたウジが混入していたこともあったと暴露した。背景には予算不足もあるという。
蔡氏は同日、短文投稿サイトのスレッズで楽天ファンの投稿に返信し、すでに球団フロントに対して食に関する衛生管理体制の確立を指示したと説明。「食の安全の問題は軽視してはいけない」とつづった。
中信ブラザーズの平野恵一監督は6日、報道陣の取材に対し、中信は選手の食育や栄養管理を重視しているとコメント。また2軍の選手は食べたものを記録してコーチや栄養士に把握してもらうようにしていると紹介した。また日本プロ野球の食事は素晴らしく、栄養バランスが考えられていると語った。