(台北中央社)米大リーグの開幕シリーズが18~19日に東京ドームで行われ、台湾でも国内での開催への期待が高まっている。国際試合の主催などを行う悍創運動行銷(ブロス・スポーツ・マーケティング)は25日、2028年の台湾開催実現に向けて取り組む考えを示した。
同社は今回の東京シリーズで「グローバル戦略パートナーシップ」の一員だったとした上で、大リーグ側から関連の会議に招待され、海外開幕戦を例にして将来の展開や、開催に当たっての考慮事項などについて説明を受けたと言及。今後の計画に照らすと28年と29年が台湾での開催の実現可能性が比較的高く、同社として28年に狙いを定めて大リーグ側に企画案を提出するとした。
台湾での開幕戦開催を巡っては、中華職業棒球大聯盟(台湾プロ野球リーグ、CPBL)の蔡其昌(さいきしょう)会長が15日、28年以降に実現できる可能性が比較的高いとしながらも、実務面や権利料などで懸案事項が多くあると述べていた。
ドジャースの大谷翔平選手は14日の記者会見で台湾メディアの質問に対し、「(台湾での開催は)もちろん適していると個人的には思う」、「台湾の野球ファンの人たちの前で今後もしプレーすることがあれば、それは幸せなこと」と話した。