(台北中央社)今年春に台湾でも配信されるドラマ「ソロ活女子のススメ4」台湾編のメイキング動画が24日、公開された。主演の江口のりこは撮影で南部の台南や高雄を訪れ、街並みやグルメを味わった。見たいところがたくさんあるのに次の場所にすぐに連れて行かれるのがつらかったと明かし、「今度は仕事ではなく、本当に遊びで来たい」と再訪を誓った。
同作はテレビ東京と台湾の通信大手、中華電信が共同で制作。第1話から3話までが台湾で撮影され、台湾編として放送、配信される。
高雄ではナイトマーケットや海鮮料理店、台南では昭和レトロの雰囲気漂うカフェ、手描き看板を掲げる映画館などで撮影が行われた。ゲストとして俳優のフー・モンボー(傅孟柏)やワン・シュエン(王宣)らも出演している。
カフェの前で撮影していたところ、白のTシャツに短パン、足元は台湾でおなじみの青のサンダルといった普段着姿の近隣住民が、ごく自然に掃き掃除を始めるという「台湾ならでは」の光景に遭遇した江口。笑いをこらえつつも撮影を続行した。監督が「OK」の声をかけ、「いい感じの…」とつぶやくと、スタッフからは「いい感じのエキストラ」と笑い声が上がった。
メイキングの台南編には黄偉哲(こういてつ)台南市長も出演した。江口が台南について「過ごしやすくて、ご飯もおいしくて、人も優しくて、毎日とてもいい気持ちで過ごしている。日本に帰りたくない」と話すと、黄市長は台南には日本人技師の八田與一が建造した烏山頭ダムや技師の浜野弥四郎を記念した山上花園水道博物館など日本と関連がある施設が多くあることを紹介した。
台湾では3月に中華電信の動画配信サービス「Hami Video」で独占配信が開始され、日本では4月期にテレビ東京で放送される。