(台北中央社)日本の関西地域のスーパーチェーンでこのほど、南部・台南市産マンゴーの販売が始まった。同スーパーの店頭に台南産マンゴーが並ぶのは初めて。黄偉哲(こういてつ)台南市長は6月30日、市産マンゴーを販売する同スーパーの店舗を訪れ、来店客に試食品を配るなどしてPRした。果肉が赤いレッドドラゴンフルーツの対日輸出が6月から可能になったのを受け、黄市長は市産レッドドラゴンフルーツを同スーパーの幹部らに紹介し、輸出に期待を寄せた。
海外での市産マンゴーのトップセールスを精力的に行っている黄市長。6月28日にシンガポール、29日にマレーシアでのPR活動を終え、30日に関西に到着した。関西地域のスーパーでの市産マンゴーの販売状況を確認した他、スーパーの幹部と会談し、台南で生産されるさまざまな農水産加工品を紹介した。
市によれば、加工品を試食した同スーパーの幹部らからは、これらの食品には日本の消費者から気に入られるポテンシャルがあるとの評価が得られた。また、幹部は台南産マンゴーの販売店を当初計画していた6店舗から拡大させる方針を示したという。
市によると、同スーパーへの輸出は、今年3月に東京で開かれた食品・飲料展示会「フーデックスジャパン」での商談をきっかけに実現したという。黄市長は報道資料を通じ、関西のスーパーチェーンへの市産マンゴーの進出は、関西地域における台南産農産品の知名度向上に寄与するものだと自信を示した。