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TSMC/熊本の百貨店 台湾食品取りそろえ人気 グルメフェアも開催へ

2024/02/24 18:24
熊本市の百貨店で働く許妙鸝さん
熊本市の百貨店で働く許妙鸝さん

(熊本中央社)熊本県熊本市中央区に店舗を構える老舗の鶴屋百貨店で、台湾でおなじみの食品などが販売され、半導体受託製造最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の進出などにより現地で暮らす台湾人らに人気となっている。28日から来月4日までは台湾と熊本のソウルフードを集めたグルメフェアも開催される予定だ。

免税カウンターで働く台湾出身の許妙鸝さんによると、同百貨店には台湾食品を販売するコーナーがあり、TSMCの本社がある北部・新竹のビーフンやウスターソースの風味がする調味料「烏酢」の売り上げが良く、個人的には魚介類や野菜などをペースト状にした調味料「沙茶醤」がお薦めだという。

同百貨店は長期にわたり台湾と熊本の交流に尽力した熊本商工会議所の久我彰登会頭が会長を務める。久我氏は中央社の取材に対し、グルメフェアでは県民に台湾グルメを味わってもらうため、9人の料理人を招くと語った。

また同百貨店が運営するスーパーで、TSMCに勤務する台湾人従業員やその家族が多く暮らすエリアに近い「鶴屋フーディワン」楠店(熊本市北区)でも、台湾食材の取扱品数を順次増やしている。関係者は、昨年8月に専門のコーナーを設けたと説明。台湾茶葉やたくさんの具材が入った「八宝粥」が最も売れており、日本人も購入していると語った。

食品の輸出入や販売などを手掛ける甘夏ローヤルの関係者は、TSMCの従業員家族らが台湾から訪日した際、どんな商品を買って帰国するか、スーパー側は頭をひねらせていると話す。約半年かけてどのギフトの売れ行きが良いか把握できてきたと語った。今後は熊本の商品の台湾への輸出を計画しているとし、台北の高島屋や南部・高雄にある漢神百貨と協力する考えを示した。

(楊明珠/編集:齊藤啓介)

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