(東京中央社)台湾が民間企業名義で出展した大阪・関西万博のパビリオン「テックワールド館」に設置された「ライフ劇場」が、優れたパビリオンを表彰するワールド・エキスポオリンピック・コンペティション展示・ディスプレー部門で銅賞を受賞した。23日に米国館で開かれた表彰式に出席した邱揮立館長は、運営チームの努力は無駄ではなかったと喜びを語った。
テックワールド館は最優秀要素・ディテール賞、ピープルズ・チョイス賞、ディレクターズ・チョイス賞にもノミネートされた。
ライフ劇場は入館後最初のエリアで、映像を投影する円筒形スクリーンと花に見立てた560台のモニターが設置されており、没入型の光と音響の効果で台湾の多様な生態系を表現した。
邱館長は、4月13日の開館以来、人類と自然、科学技術をつなげ、延べ100万人近くが来場したと紹介。銅賞の獲得や各賞へのノミネートは、数え切れない創意工夫と努力の成果だと語り、テックワールド館が世界の舞台にわれわれの足跡を残したことを示していると語った。
テックワールド館はノミネートについて、創造性や運営力、影響力などの面で世界レベルに達していたことを示すものだと強調。今回の万博に参加した180を超える国・地域・団体のうち、20余りしか選ばれない単独パビリオンの一つとされたことは、テックワールド館が世界の主要国のパビリオンと肩を並べ、世界的な専門家や来場者に高く評価された証しだとコメントした。