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日本で詐欺に関与の台湾人、1年で10倍に 外交部、法順守を呼びかけ

2025/12/16 18:18
台北市にある外交部庁舎
台北市にある外交部庁舎

(台北中央社)日本で詐欺容疑で逮捕された台湾人が1年で10倍に達していることが分かった。外交部(外務省)が16日、定例記者会見で明らかにした。いわゆる「闇バイト」を信用し、知らぬ間に犯罪に加担するケースもあったという。外交部は国民に対し、日本現地の法令を順守するよう呼びかけた。

記者会見に出席した台湾の対日窓口機関、台湾日本関係協会の林郁慧副秘書長によると、今年初頭以降、「台湾人が詐欺事件への関与の疑いで逮捕された」との通知が日本側から駐日窓口機関に相次いで入り、逮捕者は年間で50人に達した。2023年は4人、昨年は5人だった。林氏は「非常に爆発的な増加」だと述べた。

中には「無料で日本旅行に招待」や「アルバイト」などとうたったインターネット上の情報を信じ込み、意図せず現地の法を犯した事例もあった。

林氏は、台湾人は東南アジアでの詐欺事件への警戒心は比較的強く、日本の事例はネット上に投稿される詐欺情報によって増加していると説明。外交部として状況を引き続き注視し、国民に対し、一時の報酬につられて投獄という災いに陥ることのないよう注意喚起した。

(楊尭茹/編集:名切千絵)

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