桃園国際空港で16日、台湾米のお土産の専売コーナーがオープンした。 台湾米を加工した菓子類などを取り扱っており、試食イベントなども開催。農業部(農業省)農糧署は、国内外の空港利用客に台湾産のコメのおいしさを知ってもらいたいとしている。
「台湾米をお土産に」をコンセプトに同署が主導。報道資料によれば、同署は伝統的なコメ加工食品のブランド化に近年力を注いでおり、国内業者の商品開発を奨励。見た目や味、安全性を兼ね備えたギフト商品への転換を促し、100点以上が商品化に成功したという。
コメ加工食品はこれまで、季節やイベント時の贈り物市場に重点を置いていたが、同署はさらなる販路開拓を目指し、空港利用客向けのアプローチを強化。免税店を手掛ける「エバーリッチ」や空港内のお土産店を運営する「新東陽」と提携した。
空港内の店舗が扱う商品には、台湾を代表する「蓬莱米」のコメ粉に黒トリュフ塩や乾燥マッシュルームを組み合わせたコメせんべい、「台湾版ミルキークイーン」とも呼ばれる「台南20号」のコメ粉を使用したサクッとした皮で、甘酸っぱい台湾パイナップルの餡(あん)を包んだ菓子などがある。
これらの商品は、桃園国際空港第1ターミナルの出国ロビー、A6搭乗口付近、第2ターミナルのC2待合室横のお土産店の他、高雄国際空港内の新東陽などで、今後半年以上に渡って販売される見通し。
同署は、台湾米の多様な魅力を伝えていくとし、気軽に「台湾の味」を手にして出国してほしいと呼びかけた。


