(台北中央社)国防部(国防省)は17日、中国の空母「福建」が16日に台湾海峡を通過したと発表し、空撮画像を公開した。顧立雄(こりつゆう)国防部長(国防相)は同日、立法院(国会)外交・国防委員会で、飛行甲板上に艦載機は確認されなかったとした上で、上海・長興島の造船所に戻り、問題点の改善を行うとの見方を示した。
顧部長は、国軍は全ての動向を厳密に監視していると語った。
国防部は、17日午前6時までの24時間に中国の艦艇7隻と軍用機延べ9機が台湾海峡周辺で活動しているのを確認。うち軍用機延べ5機は台湾海峡の暗黙のライン「中間線」を越え、台湾の北部や南西の空域に進入したと説明した。
また国軍は軍用機や軍艦、沿岸部に配備したミサイルシステムで厳密に監視し、対処したと強調した。