(台北中央社)台北市内で今月初旬から開かれていた台湾のクリエーティブ商品やライセンスの展覧会「2025クリエーティブエキスポ台湾」(台湾文博会)が11日、閉幕した。松山文創園区で開かれた文化展と、台北南港展覧館で行われたブランド・ライセンス展を合わせた来場者数は延べ65万人に達した。売上額は約13億5000万台湾元(約66億8100万円)で、前年の12億元(約59億3600万円)を上回った。
主催した文化部(文化省)によると、使用面積は過去最大で、出展者数や出展ブース数、海外からの出展者数は過去最多だった。業界関係者やバイヤーなどの来場者数は延べ2万8000人以上で、一般客の受け入れを開始した7日以降、行列が途切れなかったという。
台北南港展覧館の会場では入場口手前に空調の効いた待機スペースを設置し、列を作る来場者の負担を減らす取り組みも行われた。ピーク時には一度に6000人近くを収容したとしている。
ビジネスマッチングには180人以上のバイヤーが参加し、1400回以上開催された。文化部が台湾文化コンテンツの海外進出を支援する「文化黒潮計画」で入選したIP(知的財産)34組を集めた「黒潮星楽園」エリアでは、84件の商談が成立したと明らかにした。
文化部によれば、来年のクリエーティブエキスポ台湾は8月に台北南港展覧会で開催する予定。
(編集:齊藤啓介)