(台北中央社)11月6日に台北市内で女性のスカートの中を盗撮したとして、台湾士林地方検察署(地検)は8日、性的映像を撮影した罪で日本人の33歳の男を起訴した。男は同様の容疑で今年6月と8月にも逮捕されており、地検は「自身の過ちが社会秩序に与えた危害を反省していないのは明らかだ」とし、懲役1年6月以上の刑を裁判所に求めた。
男は6月にも台北メトロ(MRT)中山駅周辺で小型のアクションカメラを使い、女性のスカートの中を盗撮して逮捕され、先月27日に懲役4月(罰金で代替可能)の判決が確定した。8月には台北市の繁華街、西門町でスマートフォンで同様の盗撮を行ったとして逮捕され、先月初旬に台湾台北地検署に起訴された。男は6月の犯行後に勾留され、7月22日に釈放されたばかりだった。
士林地検が8日に発表した起訴状によれば、男は先月6日午後5時ごろ、台北メトロ(MRT)中山駅4番出口前で、手提げバッグの中に入れたスマートフォンで女性のミニスカートの中を撮影した。女性は通行人の声かけで被害に気づき、即座に警察に通報した。
男は岩手県職員(当時)で、県は4日、この職員を懲戒免職処分にしたと発表した。