(台南中央社)より多くの人々にすし文化の多様性を理解してもらおうと、日本の国際交流基金などが主催するすしをテーマにした海外巡回展「すしを愛でる」が南部・台南市で開催されている。21日にはすしチェーン「すしざんまい」を運営する喜代村の木村清社長による講演も行われた。
展示は「すし入門」「江戸時代のすし」「現在のすし」の3テーマに分けられた。100種類以上のすしの模型に加え、浮世絵の複製やさまざまなすしのインスタレーションが展示され、多角的な視点からすしの魅力と歴史を紹介している。
主催に名を連ねた台南市台日文化友好交流基金会の李退之董事長(会長)によれば、台湾で初めて講演した木村氏はすしのおいしさについて、上質な食材によるものだけでなく、環境や社会に対する責任によるものも大きいと言及。すしを堪能すると同時に、環境保護の問題にも関心を寄せてほしいと語ったという。
台南市立図書館新総館で10月13日まで。