(台北中央社)文化部(文化省)が立ち上げた海外向け動画プラットフォーム「TaiwanPlus」と公共テレビ(公視)、NHKなどが共同で制作したドキュメンタリー番組「台湾 里山」の特別上映記者会見が26日、台北市内で開かれた。台湾、日本双方の監督などが出席し、制作の裏話を紹介した。
日本でなじみ深い「里山」の概念を起点に、台湾の文化や自然を見つめ直す番組。準備から完成までに2年近くが費やされた。90日近くにわたり、タイワンヤマネコやセンザンコウ、ヤマムスメ、カニクイマングースなど台湾を代表する12種を撮影した。
台湾側の監督、梁皆得さんは、記録した映像資料が10万件に上ったことに触れ、1カ月で整理を終わらせる必要があったため、毎日朝5時に起きて、食事を作っている時も移動中も映像を見続け、深夜2時まで確認を続けることもあったと笑いながら明かした。
NHKディレクターの大野慶人さんは、台湾には日本に生息しない動物が数多くいると言及。台湾固有種のヤマムスメを例に挙げ、番組を通じてより多くの国の人々にヤマムスメについて知ってもらうとともに、各国が現地の固有種をさらに重視するようになればと願った。
同作は、野生動物をテーマにした番組や映画などを対象にした国際賞「ワイルドスクリーン・パンダ・アワーズ」の持続可能性部門にノミネートされている。
台湾では本編を各30分の3回に分けて配信する。26日にTaiwanPlus公式サイトやユーチューブチャンネル「TaiwanPlus Docs」で配信が始まり、毎週1本ずつ公開される。