東洋のノーベル賞を目指して設立された「唐奨」の運営団体、唐奨教育基金会は15日、第7回の永続発展賞の受賞者を発表し、米マサチューセッツ工科大のスーザン・ソロモン教授が選ばれた。南極上空のオゾンホールが生成されるメカニズムを解明したことなどを評価した。
ソロモン氏の研究チームの成果は、オゾン層を保護する国際条約「モントリオール議定書」の科学的根拠の一つとして採用された。気候変動の影響評価や二酸化炭素が長期的に与える影響なども研究テーマとしており、現代において最も影響力のある大気化学者、気候化学者の一人とされる。
ソロモン氏は中央社のインタビューに応じ、「試験管の中の化学ではなく、地球上の化学」に興味があったと話した。自身の仕事を「地球を救うこと」だと考えたことはないとし、科学者として信頼できる事実を公共の場で議論したいと願ってきただけだと語った。
ソロモン氏は今年9月、授賞式に合わせて訪台する。

